2020四国遠征記

1日目

起床が厳しかった. ヒトガタ Rockを導入していないといきなり絶起からはじまるところだった.

まず家から南海まで. いつもの, と言いたかったけど,そもそも明るい時間に奈良線をつかったのって, 小さいころにおじいちゃんと阪神戦を見に行く時くらいだったかも. そんなことないわ, 阪神戦に行くときは八木経由だったわ.

で, そこから南海に乗り換えて路線埋め. と, ここでオリチャー発動!

「乗り換えるの面倒くさいし, 折り返すのもめんどくさい.  
レーダーも届くし, 届かない加太だけでいいや」

ということで, 途中尾崎あたりで特急サザンに乗り換えて和歌山市まで, 折り返し加太まで行くことに. ところで, サザンってnamedなのにケチな僕が乗った理由は, 見るからに特急券を持ってない人(学生さんや社会人っぽい人)が乗ってたからです. 乗ってから必要ならお金出せばいいやのノリで乗って, 一応気になるから調べたら, 南側4両が指定席という. 天才か?

加太についてから何か食べるか~鯛めしが有名なのか, じゃあ行くしかないね!w ということでダイヤを調べたらあまりに微妙で泣く泣く和歌山市に帰ることに. 和歌山市駅ではモーニングセットを食べました. おいしかったです(こなみ)

食べた後はちょっと駅の観察をして, 1035和歌山港発の船に乗るために乗車, 駅から動く足場(あれなんていうの?)を通って港に. 酔い止めとか無くて大丈夫でしょ!wで行ったら海が荒れてて大爆死. 吐くことはなかったけど, ずっと気持ち悪くて横になってた.

1250ほぼ定刻で徳島港に. 1240初のバス許さねぇ. 1315初のバスは船の中で再度組み立ててた予定で1335徳島駅発だったけど, 駅に着いたのは1337. 許さねぇ.

観光案内所が近くにあったので, 「どっかいいとこないっすかね~(ガチキモオタスマイル: ニチャ~)」をして, 徳島城博物館を案内されたので行くことに. 徳島大が近くにあったので, とても都合がいいと思ってたんだけど, これが大誤算.

観光案内所に入って, 一つ目の展示物. ぼーっと眺めてたら後ろからおじいさんの声が. 曰く,

  • それは屏風を印刷したものであること,
  • 現物はサイズがおよそ2倍だということ(飾ってあったのは2m*4mくらいのもの),
  • 吉野川は今の北側にある川がもとの川であること

を教えていただきました. それに加え, いくつかの質問を通して, 歴史的な話では,

  • 今の徳島(市)の海岸は埋め立てによって大きくつながっていること(地名に名残がある),
  • 戦国時代末期以前についてはよくわかっていないこと, 秀吉のお気持ちで海岸側に徳島城およびその城下町を作ったこと,
  • 以降は藍染等によって栄えたこと,
  • 明治維新期には5万もの人が住んでいて日本の中で10番目ほどの人口を擁する都市だったこと,

を, 地理的な話として,

  • 夏は南から冬は北からの風が吹くこと,
  • 徳島と和歌山の間は波が激しいこと,
  • 吉野川については度重なる治水工事で氾濫することはなくなったけど, 徳島中にある他の小さな河川は良く氾濫すること,
  • 徳島南部と徳島以西はとてもよく雨が降ること

を教えていただきました.(いくつかわすれてるかも) また, これから徳島を下って甲浦(かんのうら, おじさんが名前を教えてくれてようやく読み方を知った, こういう読みを現地で知るっていうのも楽しみにしてるぼくにはいい出会いだった)に行くって話をすると, そこは雨でよく止まるから注意してね, とのこと. 徳島から南下する路線に乗ってこれを書いてるんですけど, どうやら止まってます.泣きアニメですね.

これだけで1h溶けて, いったんおじさんとお別れ. ぴゃーっとみて戻ろうかと考えて隣の部屋に行ったら, 「ちょっとさっきの子」って声をまたかけてくださいました. 曰く, この部屋にある屏風は昔実際に使われていたもので徳島市がバブル末期に2億で買い上げたこと, 参加した銀がきれいな黒を作り上げていること, この部屋自体が季節で統一された, 配置者のお気持ちがあることを教えてくださいました.

これで30min. お礼を行って急いで回る. 最後の部屋. そこにはまたおじさんが! なんだなんだ~~~~~と思いながら持ってきて下ったのは徳島城の再現図. 家の配置, 本丸の位置(一番上じゃないらしい), 埋め立てた川の上をJRがいま走っていること, ぼくが博物館に行くまでの橋は絵に描かれている橋とは別にかかってるものであること, などなど.

ほんまにおもしろい話ばかりで, ぼくに無限に時間があったらここに入り浸ってお兄さんの話を聴きたいところ. 残念ながら時間がないことを伝えて退散. 退散するときに聞こえてきた別の若いお兄さんの「 私は歴史が専門なのでこういう話をするとぼろが出ちゃうんですが~」ってのが最高に気になった. ここは面白いひとしか就けないのか.

駅までダッシュ. 駅に着いたらちょっとだけ時間があったので, 徳島に改めて戻ってくる頃にはしまってるであろう売店とかを物色. 徳島の酒!!!おどりゃんせが描かれたTシャツ!!!最高!!!って言いながら購入. ゆうパックで送れるそうなので名前と住所と書いて, はい, 完成. 駅までダッシュ. はい勝利.

おじさんが話してた通り, 街々をつなぐ鉄道が急に緑が茂ってきた.
マジで何もないな. 木岐には木々しかない!w トンネルがコロナの影響で窓あけっぱなので破滅的な音がする. 京都市営地下鉄東西線さん? や, これマジで関西本線だ. 早くしてガソリンの匂い消したらまじでそれ.